がん先進医療特約はどんな内容の保険?そのメリットも知ろう

がん保険を考えるときに、いろいろな特約がありますが果たして付けるべきなのか、必要ないのか迷ってしまいます。 その特約の中で「がん先進医療特約」とはどのような特約なのか、どのようなメリットがあるのか、おすすめの保険会社も含めて知っておきましょう。

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がん先進医療特約について

医療保険に付加するものである

がんは、死亡率の高い病気であり、それゆえに現代の医学においてもがんの治療法に関する研究は日々進化しています。 がん保険に加入する人の多くは、将来、がんが発生した場合の治療費に備えて加入しており、できるだけ最善の治療を受けたいと考えています。 がん先進医療特約は、通常の医療保険に月々60円~100円程度の保険料の上乗せで付加できるものです。このがん先進医療特約のおかげで300万円もするような先進医療を受けて、がんが治ったというような話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

最新技術を受けることができる

そもそも先進医療とは一体どんなものなのでしょうか。 先進医療とは、大学や病院、研究機関などで開発された新しい技術のうち、安全性と治療効果が確保され、厚生労働省により認可されたものを指しています。 病気やけがをしたとき、早く治りたいと思うのは誰もが思うことです。治るために、失うこと、激しい痛みを伴うことがあります。 ときには、治ることを諦めなければならないことすらあります。しかし、近年の医療技術の進歩により、失うこと、苦痛を伴うこと、治療を諦めることをなるべく軽減し、治療後も生き生きとした生活をおくっていきたいと願う患者さんのニーズに対応することができるようになってきました。

技術料は自己負担となる

先進医療は2016年3月1日現在、117種類の医療技術が登録されており、そのなかで、がん治療に関するものは約20種類です。 がん治療のなかでも特に年間実施件数が多い治療方法は、重粒子線治療と陽子線治療ですが、これらの治療の技術料は260万円〜310万円と非常に高額となっています。 通常の保険診療であれば公的医療保険が適用されるため、医療費の負担は3割で済みます。一方、先進医療では、技術料は全額患者の自己負担となります。その他診察・検査・投薬・入院料等は保険適用となり、3割負担となります。 また、健康保険制度では経済的な負担を軽減し、治療に専念できるよう、高額治療費制度を設けています。これは、毎月1ヶ月あたりの医療費が1世帯当で一定額以上を超えた場合に、超えた分に対し還付が受けられるものです。 先進医療費も控除の対象となりますが、給付金など補填できるものがある場合は、かかった医療費から差し引く必要があります。

おすすめの保険会社

アクサダイレクト生命

アクサダイレクト生命の「がん終身」は、初めてがんと診断確定されたとき1回のみ支払われる「がん診断給付金」と、入院日数の限度なく支払われる「がん入院給付金」が主契約の商品です。保険期間と保険料の支払いが終身(一生涯)で、保険料はずっと変わりません。 また、無解約返戻型ですので、解約返戻金のある同種の商品よりも保険料は一般的に割安となっているため、少ない負担でしっかり備えられます。 特約には、「がん手術給付金」(1回につき10万円)、「退院後療養給付金」(1回につき10万円)、「がん先進医療給付金」(技術料の実費、通算500万円まで)、「がん無事故給付金」(3年間がんにならなかったとき、3年ごとに1回5万円、または10万円支払われる)があります。 どんな段階のがんでも診断されたその日からしっかりとカバーすることができるがん保険です。

チューリッヒ生命

がん保険は、入院日額か診断一時金を主契約とすることが多いですが、チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアム」は、主契約が放射線治療給付金と、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金となっているがん保険です。 がんの主な治療方法は、「手術」「放射線治療」「抗がん剤・ホルモン剤治療などの化学療法」の3つとなっていますが、近年は医療技術の進歩により、がんを通院で治療する割合が増えています。 その現状に合わせこの保険は「放射線治療給付金」と「抗がん剤・ホルモン剤治療給付金」を主契約にしています。 そのことから、医療技術の進歩に合わせた新しい形のがん保険であるということができます。 特約は希望に応じて付帯することができ、一部の特約は給付額も選べます。 特約の種類は「悪性新生物保険料払込免除」「がん先進医療給付金・がん先進医療支援給付金」「がん診断給付金」「がん通院給付金」「がん入院給付金」「が手術給付金」「がん緩和治療給付金」「がん診断後ストレス性疾患給付金」と手厚くカバーされています。

オリックス生命

オリックス生命のがん保険Believe[ビリーブ]は、基本プランと通院保障プランの2つがあります。 基本プランは、入院の有無を問わず、初めてがんと診断されたときに、基本給付金(入院1日あたりの給付額)の100倍の金額の「がん初回診断一時金」が、保健期間を通じて1回支払われます。 また、がん治療を目的に入院を開始したときに、基本給付金額の50倍の金額の「がん治療給付金」が、2年に1回を限度に、支払回数に制限なく支払われます。 さらに、がん入院給付金の支払い対象となる10日以上の継続入院義に退院したときに、基本給付金額の10倍の「がん退院一時金」が支払われます。 「がん先進医療特約」では、がんを直接の原因として先進医療による治療を受けると、先進医療にかかる技術料と同額が、がん先進医療給付金(通算2千万円限度)として支払われます。 「がん通院特約」では、がん治療を目的とした、約款所定の通院をしたときに、がん通院給付金が支払われます。ほかにも、「がん入院給付金」「がん手術給付金」があります。 通院保障プランは、基本プランに「がん通院給付金」がプラスされます。

SBI損害保険

SBI損保のがん保険は、ネットを活用することで、安い掛け金で手厚い保証が魅力の保険です。 30歳男性なら、月払970円と安い掛け金ではありますが、「実費保障」という大きな特徴を持っています。 この保険は、がん治療を目的で入院した場合、手術、先進医療、自由診療などにかかった分の治療費が全額保証されるため、自己負担額は実質0円になります。 先進医療だけではなく、自由診療もカバーされますので、治療の選択肢の幅が、格段に広くなります。 通院でがん治療を受けた場合には、先進医療や自由医療を含め、治療費が保険期間5年毎に最大1千万円まで保証されます。 がんに罹患したときに「治療費が高額になったら」と、不安を抱いている人は安心できる内容です。 しかし、保険期間が5年間であることが注意すべき点です。90歳まで更新可能ですが、同じ保証を継続すれば5年毎に保険料が高くなります。

アフラック

アフラックの「新 生きるためのがん保険Days」は、長期の入院や通院に備えられ、家計の状況に合わせて保険料の支払い方を選べ、特約も充実しているがん保険です。 主契約は、初めてがんと診断されたときに1回限り支払われる「診断給付金」、所定の要件で日数無制限で支払われる「入院給付金」と「通院給付金」です。 入院・通院が日数無制限ですので、治療が長引くことが不安な人に向いている保険といえます。 また、「手術」「放射線」「抗がん剤治療」への手厚い保証を持つこともできますので、現在のがんに幅広く対応できるがん保険といえます。 がん先進医療特約を付加することで、所定の先進医療を受けたときに、同技術料のうち被保険者が負担した費用と同額(通算2千万円)の給付に加え、1年に1回を限度に一時金15万円が支払われます。 基本保障の保険期間は終身ですが、保険料の支払い方は3つから選べます。 ☑「払済タイプ」現役時代もしくは、短期間に保険料の支払いを終えてしまうタイプ。 ☑「定額タイプ(終身払)」住宅ローンや教育資金負担などのために現在の支払いを抑えるタイプ。 ☑「半額タイプ」60歳または65歳以降の支払いが半額になるタイプ。

がんに備えて先進医療特約を保険に付加しよう

がんの治療を考えるときに、先進医療という選択肢があるとないとでは治療の方向性が大きく違ってきます。先進医療を選択する場合は、高額な治療費が自己負担となるため、先進医療特約が欠かせないものであるといえます。 現代の医療技術は常に進歩しており、今後さらに保険診療ではカバーできない治療が増加してくると予想されます。 そのような可能性に対応するためにも、通常のがん保険に少額の負担金で安心を上乗せできる、先進医療特約を付加することを検討してみてはいかがでしょうか。

公認会計士・税理士 伊藤 温志

エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。