乳がんに対する知識が少ない、危機感がない、忙しい、面倒などの理由で乳がんの早期発見、早期治療が出来ないことも少なくありません。 治療費が大きいがん治療には定期的な検診が必要不可欠です。 乳がんに対する知識を深め、いざという時に備えましょう。
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目次
乳がんの治療費用について
個別化療法により治療費が大きく異る
乳がんの治療方法は、三つで、手術、放射線治療、薬物療法です。完治を目指す初期治療は手術によりがん細胞がある部分を切除することが基本になりますが、がんの進行度合いにより放射線治療や薬物療法を組合わせることが必要になります。 がんという診断名は同じでも遺伝子や蛋白などの分子の違いにより、人それぞれタイプが異なります。 患者のがんのタイプに合わせた薬を直接投与し治療する個別化療法をすることにより治療費が大きく変わってくるのです。 乳がんは、信頼できる医者と自分にあった納得がいく治療方針を決めていくことが重要といえます。
進行度によって治療費に差がでてくる
乳がんは、各種検査と手術までは、だいたい他のがんの治療費と似たような金額になるようですが、その後の補助療法によって総額は異なってきます。 放射線治療、ホルモン療法、化学療法といった方法がありますが、治療のやり方は人それぞれです。発見したときの状態や発症部分、年齢や体の状態などによって治療方法は変わり金額も変わります。 進行している場合は入院期間が長くなり、治療にも時間がかかるため支払う金額が大きくなります。 また、治療を進めていくにあたり、効果が必ずしもすぐにあらわれるわけではないため、いくつかの治療を重ねていくこともあり、重ねるたびに支払う金額が大きくなるのが現状です。 また、自分に最も合う治療方法に辿り着くまで、色々な医療機関や医師に相談して治療方針を決めることも重要でしょう。 健康保険が適用される治療法であれば高額療費制度などが利用できますので確認しておくと安心です。
長期に及ぶ治療で高額になりやすい
乳がんになった際に純粋にかかる金額は、1週間の入院と手術にかかる費用で60万円(健康保険の3割負担があれば18万円)、約1ヶ月の放射線治療で40~50万円(健康保険の3割負担があれば12万円~15万円)、内服薬1年間分で16万円~24万円(健康保険の3割負担があれば5万円〜8万円)が相場になっています。 その他に入院の際に必要になってくるものは、初診料、検査料、診断代、交通費、病院の食事や衣類代などが必要です。 初期段階での費用の概算になるため、がんの進行具合で入院日数、投与回数が増えますので金額が増えます。 がんという病気はすぐに完治できるものではなくどのような種類のがんで、段階はどの程度か、転移はないか、など検査や診察、相談を重ねることが必要になってきますので金額は高額になります。
再発や転移をしやすく出費が重なる可能性が高い
乳がんは他のがんと同様に再発のリスクがあり、多くのがんは初期治療から5年間に再発しなければ完治とみなされるのに対し、乳がんは10年間とされています。 発見時のステージとタイプによって再発のしやすさが変わって来ることがわかっていますが、万が一再発してしまった場合は出費がかさみます。 転移しやすい理由は、がん細胞が比較的小さいうちから乳腺の組織からリンパや血液の流れにのり乳腺から離れた臓器へ転移する特徴があります。 リンパ節へ転移が見られたら手術をしても再発する可能性が高くなります。乳がんは進行がゆっくりであるのため早期発見ができれば精神的な負担、治療期間、治療費を出来るだけ抑えることになります。 初回治療から10年間は定期的に検診を受けることが重要です。
乳がん治療費が払えないときの対処法
病院や市役所に相談する
最初に相談する所は病院で、院内には医療健康相談コーナーが設けられています。ない場合は医療費の相談をしたい旨を窓口に申し出てみましょう。 医療ソーシャルワーカーという患者の悩みや不安を心理的、経済的に援助してくれる専門の人がいますので「入院費の支払いはどうしたらいいか」「退院後の生活は元通りになるのか」などそれぞれが抱える悩みを相談してみるとよいでしょう。 また、市役所などの窓口で支払いができない旨を相談することで生活保護制度を利用することができます。 「現在の収入では、生活することができない世帯」が基本になり、生活保護の条件は地域によっても異なりますが、申請を受理するかどうかは各福祉事務所が判断することになります。 生活保護は、国民が最低限の生活を送るための国の援助制度ですが、医療費の補助も行なっており、生活保護者は基本的に医療費を支払う必要がありません。
傷病手当金制度を利用する
乳がんになってしまった場合は治療を終えるまで仕事をすることができない状況になることがあります。働けない状況になった場合、生活費が減ってしまうため、「傷病手当金制度」を利用することができます。
条件
会社員を対象にしている健康保険に加入している本人であること(国民健康保険加入者は対象にならにならない)です。 ☑1.仕事上での病気やけがではないこと(医師の判断により仕事できる状態ではないと判断された場合) ☑2.3日以上仕事をすることができない事情があること ☑3.休んでいる間給料の支払いがないこと(有休消化扱いの場合は支払の対象にはならない) 傷病有休消化手当は一日につき標準報酬日額(4月〜6月の3ヶ月に支払れる平均月給から計算)の2/3が支払われ、最長で1年6ヶ月になります。
高額医療費制度を利用する
がんの治療費を軽減するために、治療を受ける前に「高額療養費」の手続きをしておくことをおすすめします。 この制度は、1ヶ月にかかった医療費(保険適用になっている治療や薬)が一定額を超えた場合に、差額が支給される制度です。 また、毎月1日から末日までにかかった医療費が対象です。国民健康保険や組合健保など、医療保険に加入しているものであれば誰でも適用されます。 手続きは、加入する医療保険に連絡し、事前に「所得区分」の認定証を発行してもらいます。入院時に医療機関に提出することで、窓口負担が自己負担限度額までとなります。 後から支給申請をすることもできますが、その際はいったん窓口で全額を支払ってから申請をすることになります。 この場合、まとまったお金を一度用意しなければいけませんし、差額が支給されるまでに時間がかかってしまうため最初に申請することをおすすめします。 高額療養費について不明な点がある場合は、自らが加入する医療保険に連絡して相談してみましょう。
ローンを組む
支払うお金がなく治療を諦めてしまう人も少なくありませんが、その際にローン制度の利用をおすすめします。どうしても支払いができない場合、銀行やノンバンクの無担保ローンやカードローンを利用することができます。 借りる金額によっても金利が変動しますが、300万円ほどの銀行のカードローンで年7〜9%ほどの金利となります。 7%の金利の場合、300万円で年間21万円もの利子が付きます。返済していけば徐々に利子も減っていきますが、それでも返済が終わるまでに100万円以上の金利を支払うケースもあります。 数百万円というまとまったお金を用意するのは難しいことが多いですが、健康保険が使える治療であれば医療費は3割負担になります。 高額療養費制度によって月の負担額の上限が8万円ほどに抑えられます。がん保険や先進医療保障がある保険に入っていない場合は、まずは標準治療で考えていくこともおすすめします。
いざという時のためにしっかり備えておこう
乳がんの治療でかかるお金は、進行度合いタイプによって差が出てきます。 進行してから治療するのでは治療費、治療期間、精神的・肉体的負担が大きくなっていきますので、定期的に検査をしたり、自宅でセルフチェックをすることが大切です。 また、乳がんの知識を持つことは大切なことです。治療にはお金がかかってきますので治療費をどのように対処するかがとても大切になります。 病気になっても焦らないようにしっかりと知識をつけ、必要なお金と心の準備をしておくことをおすすめします。
エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。