人生の万が一のために備える生命保険。種類や、自分に合った保険とは

いくら健康に気を使っていても、病は突然人に襲いかかることがあります。貯蓄がなければ、治療や入院など出費がかさむ事も。そんな時に生命保険に加入していれば、保障も受け取れ、家族の苦労も減らせます。保険の種類を知り、自分にあう物を見極めましょう。

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生命保険の種類ごとの期間

保障期間が決まっている定期保険

生命保険には、契約する期間から考えると2つに分けられます。まず1つは、保障期間が限られている定期保険です。定期保険の多くは保険料が掛け捨て型で、10年、20年など、保険料を支払う期間を決め、リスクを保障します。

定期保険のメリット

☑ 保険料は加入した時のまま一定で、保険期間が終了する前に更新手続きをとれば、同じ内容の保障を続けることができる。 ☑ 保険期間に終わりがあるため、保険内容の見直しがしやすい。 ☑ 積み立て金や解約返礼金がないため、保険が続けられなくなっても解約しやすく、家計の状況に対応しやすい。 ☑ 終身保険に比べて保険料が割安なことが多い。

定期保険のデメリット

☑ 契約する年齢が高くなると死亡率が上がり、保険料が高くなることから、更新時や保険期間終了後、新たに保険に加入する場合は今までよりも保険料が高くなる。 ☑ 積み立てタイプの定期保険でない限りは保険期間が終了しても満期返戻金がない。 ☑ 保険期間が過ぎてしまうと、保障が受けられない。 例えば、定期保険の死亡保障は、保険期間中に被保険者が亡くなった場合、保険金が支払われます。しかし、事前に更新手続きがされていないと、保障が一旦終了となり、保険金支払い対象外になるため、支払いが受けられません。

保障が一生続く終身保険

終身保険は、その名の通り解約しないかぎり亡くなるまで一生の保障が約束されます。一生涯保障なので、保険料も分割払いであれば、亡くなるまで払い続けることも。保険料は加入時のまま継続されることが多く、若年齢で加入すれば、割安の保険料で続けることができます。 ただし、結婚などで家族状況が変わり、保障の形や金額を変えたいと思った場合に、他の保険への切り替えはできないことが多いため、解約してしまうことも。加入するときには保障条件の確認が必要。ただし、特約などを付帯することで、欲しい保障をカバーできることもあるので、保険会社や保険代理店に相談するのもよいでしょう。

死亡保障と貯蓄機能を併せ持った養老保険

定期保険の仲間である、養老保険。養老保険とは、保険期間内に被保険者死亡した場合に、死亡保険金が支払われるというものです。保険期間内に被保険者が死亡しなかった場合には、死亡保障金額と同額の満期返戻金を受け取ることが可能に。定期保険の一種ではありますが、貯蓄型の保険ともいえます。 ほとんどの契約が、満期終了の時期を50歳〜60歳に設定しており、文字通り「老後の生活の養う」、「貯蓄する」ということも備えています。

保険料は割高に

貯蓄機能があるため、保険料は掛け捨て型の定期生命保険よりも割高。現代では、保険会社の運用益が下がってきているため、契約数はあまり多くありませんが、一時払いで契約することもできるため、資金に余裕がある人が利率が上がることを狙って加入することもあるようです。

保険の種類

万が一の時の死亡保険

現代では、さまざまなリスクに備えた、沢山の生命保険があります。その中でも大きなウェイトを占めているのが死亡保険です。

死亡保険の保障内容

死亡保険とは、一家の収入を支えている人が亡くなってしまったときに、遺された家族が生活に困らないよう考えられて作られた保険。加入目的は、遺族の生活費・家賃・教育費などをまかなうためです。 一般的には子供が成人すると考えられる年まで定期型で加入する保護者が多く、終身型では、死後の葬儀代や墓の費用のためにと加入する方が多いようです。そのため、死亡保険の被保険者と保険金受取人は家族であることが多いという傾向があります。

がんになったときのためのがん保険

日本では「2人の内1人ががんになる」という統計結果があります。日本人にとって「がん」は身近な病気なのです。しかし、がんにかかると、手術や抗がん剤、放射線治療など、治療費が高額になることも知られています。がん保険は、医療保険の中でもがんの治療への保障に特化した保険です。

がん保険の保障内容

がんの治療を保証してくれるがん保険は、会社によって保障内容に差がありますが、以下の場合に保険金が出ることになっています。 ☑ はじめて癌の診断をうけたとき ☑ がんの診断をうけて入院・通院したとき ☑ がんの手術をうけたとき ☑ がんの放射線治療をうけたとき ☑ 抗がん剤治療をうけたとき しかし、保険会社や契約内容、保障期間によって、免責になっていたり保障されない場合もあるため、加入するときによく確認しましょう。現代では、保険会社によって、悪性と判断できない初期の癌「上皮内新生物」が見つかった場合でも、保険金が支払われることがあります。 がん保険には、被保険者の健康面の告知義務があります。被保険者の入院歴や、今までにかかったことのある病気、現在治療中の病気などを告知します。嘘などを書いた場合、告知義務違反となって、保険金が受け取れない場合もあるので、正しく記入することが必要です。

病気やけがをした時のための医療保険

病気やケガをして、入院または手術を受けたときに、保険金を受け取れる医療保険。病気やケガは思わぬ時におこるものです。医療保険に入っていると経済的にも安心できます。

医療保険の保障内容とは

主な保障は、入院した時の「入院給付金」と手術した時の「手術給付金」です。入院日額が決まっている契約では、入院日数に応じて保険金が支払われ、手術給付金は入院日額の倍数になっている場合や、手術の種類や手術した部位によって保険金額が決まっている場合もあります。 契約内容や保険会社によって保障内容も変わってくるので、よく吟味しましょう。また、医療保険にも告知義務があり、被保険者の健康面に問題がある場合は契約できないこともあります。

医療保険のさまざまな特約

医療保険には、特約を付けられるケースがあります。 ☑ 通院特約:病気やケガで入院した後、通院が必要になった場合の通院費用を保障 ☑ 先進医療特約:厚生労働省が定めている、先進医療を受けた場合の自己負担額を保障 ☑ 三大疾病特約:日本人の死亡理由の上位になっている、がん・心筋梗塞・脳卒中と診断された場合に給付金を支払う 他にもいろいろな特約を付けることができますが、特約を付けるとそれだけ保険料も高くなります。自分に必要な保障をよく考えて契約することが大切です。

女性保険

医療保険の特約として販売していましたが、ニーズが多いため、保険商品として販売されるようになりました。通常の医療保険を基本としていますが、女性特有の病気(妊娠、出産、乳房、卵巣などに関わる病気)の診断を受けて治療を受ける際、入院・手術費用の保障が手厚くなっている保険です。 女性保険は女性疾病特約として、通常の医療保険に特約としてつけることも可能。女性保険も健康面での告知義務があり、正しく告知することが必要です。

老後の生活資金の積立が目的の個人年金保険

考え方は養老保険とよく似ているのが「個人年金保険」です。養老保険よりも、個人年金保険の契約数のほうが年々増加傾向にあるといわれています。 個人年金保険は、年金受け取りを目的とした貯蓄型の保険。保障としては、保険料払い込み期間に被保険者が死亡した場合には、その時点までに積み立てられた保険料を死亡保障として受け取ることができます。 年金の目的としては、保険料払い込み期間が終了した後に始まる年金受け取り期間に、それまでに積み立てた保険料と保険会社の運用益を乗せた一定の金額を年金として受け取ることが可能です。

個人年金保険のメリット

☑ 老後の資金を目的として貯蓄する場合、銀行の貯蓄よりも利率が高く、返戻金が多く受け取れる。 ☑ 年末調整や確定申告で保険料控除を受けることができるため、減税される場合がある。

個人年金保険のデメリット

☑ 加入している保険会社が破綻した場合に、年金額が減額する可能性がある。 ☑ 終身型で契約した場合、年金受け取り期間より早期に死亡してしまった場合には、元本割れすることがある。 ☑ 年金としての受け取り金額が決まっているため、インフレに弱い。 ☑ 途中解約した場合、返礼率が低く、元本割れする。 「老後のために貯金しよう」と思っても、なかなか貯金まで手が回らないということもあります。そういった場合には、保障を兼ねた貯蓄型保険に入っていれば、万が一の場合には保障も受けられ、年金受給期にもお金が受け取れるので、一石二鳥の安心が手に入れられることも。 ただし、元本割れしてしまうと、積み立ててきた分があまりもらえないケースもあるので、注意が必要です。

ケガが原因の時のみ保障される障害保険

入院や手術の費用を保障してくれる保険には、傷害保険もあります。ほとんどの場合は掛け捨て型の一年契約のものが多く、損害保険会社が販売しています。 傷害保険は、交通事故、仕事中やスポーツ、旅行中などに負ったケガに対して保障してくれる保険。団体で加入することが多く、レクレーション保険やスポーツ保険、就学児が加入する自転車障害保険などが基本となっています。

傷害保険の保障内容

☑ 死亡保険金 ☑ 後遺障害保険金 ☑ 入院保険金 ☑ 通院保険金 ☑ 手術保険金 保険会社や契約内容によって保障の内容はさまざまですが、ケガなどの突如訪れる傷害に特化した保険のため、病気などは保障されないので、その点は注意しましょう。

?保険のタイプ

保険料が安い掛け捨てタイプ

割安な保険料で、保障の安心を取りたい人に向いているのが、掛け捨てタイプの保険。定期保険やがん保険、医療保険、女性保険などは多くの場合が掛け捨てタイプです。 保険料とは、「統計学上の大数の法則」という、その保険に加入する予測の人数と、リスクが考えられる各年代の確率、保険会社の利益部分から算出されています。

リスクのみに対応するため保険料が割安

貯蓄型の保険は掛け捨てタイプに上乗せした貯蓄部分がありますが、掛け捨てタイプの保険はリスクに対応する部分だけの保険料のため、割安なのです。 純粋にリスクだけに対応しているため、割安の保険料で高額の保障を設定している会社が多く、契約者にとっても契約内容がわかりやすいため、自分にとって必要な保障を選ぶことができます。

戻ってくるお金がある貯蓄型

掛け捨てタイプと違い、一定の期間が過ぎると手元に戻ってくるお金がある貯蓄型保険。養老保険や個人年金保険はこのタイプです。 保険料を払い続けているのならば、戻ってくるお金があれば嬉しいもの。貯蓄型の保険は通常の銀行での貯蓄よりも支払った保険料が多く戻ってくることが多いのですが、保険料が掛け捨てに比べて積み立て分が上乗せになっており、割高になります。 そのため、積立期間中に経済的に苦しくなって解約することになってしまうと、解約返戻金は積み立てた保険料の総支払額よりも低くなってしまうこともあるので、注意が必要です。

しっかり備えて不安のない未来にする

いくら健康に気遣って生活していても、突如ケガをすることもあれば、病気になることは誰にでもあります。保険にはさまざまな種類があり、保険会社によっても保障に差があります。 自分に今必要な保障と、将来的に必要になるかもしれない保障などニーズもさまざま。まずは自分の収入や起こりうるリスクをよく理解した上で、保険会社や保険代理店の信用できる人に相談することが大切。しっかり調べて、未来の安心を手に入れましょう。

公認会計士・税理士 伊藤 温志

エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。