収入保障保険で家計も安心。保険内容を知り、万が一のために備えよう

生命保険には、収入保障保険という商品があります。一家の大黒柱の万が一のとき、家族の生活費を給料のように受取れ、生活を支えるための保険です。 ほかの生命保険よりも割安で加入でき、死亡保障や高度障害に対するリスクへの備えとしては合理的な保険です。

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目次

収入保障保険の特徴

保険金は毎月の受け取り

一家の大黒柱に突然の病気や事故により万が一のことが起きた場合、年金式で毎月の給料のように保険金が支払われる保険です。¥死亡したときは死亡給付金、高度障害になってしまった場合は高度障害給付金として保険期間の間支払われます。

支払い方法

☑ 1.毎月受取る ☑ 2.一括で受取る ☑ 3.一括と毎月を組み合わせて受取る 上記の方法があり、選択が可能です。毎月受取ることもできるので、保険会社から給料の代わりとして給付されます。 収入保障保険は、働けなくなって収入がなくなる経済リスクに備える保険です。

解約返戻金がない代わりに割安の保険料

解約したときに返金される解約保険金がないので、ほかの生命保険の商品と比べて割安で契約できます。また、健康状態や喫煙するかしないかにより保険料が変わるのもこの商品の特徴。 収入保障保険は、年齢やライフスタイルにより変化する生活保障額に合わせ、受取る保険金も減る仕組みの保険です。

収入保障保険は三角の保険とも呼ばれている

保険は「四角の保険」と「三角の保険」と呼ばれるものがあり、収入保障保険は「三角の保険」です。三角の保険とは、契約年数が長くなるほど、最初契約したときの保障額からだんだん減っていくのが特徴です。それをグラフにしたとき三角形に見えるため、三角の保険と呼ばれています。 保険期間が終了する直前に被保険者が亡くなった場合は、受取る保険金額の総額は少なくなります。また、保険期間満了まで被保険者が生存していた場合、保険金は受取ることができません。保険金額が少しずつ減少する掛け捨ての保険が収入保障保険です。

受取り保険金の額が減少する

収入保障保険は、家族のライフステージに合わせた保険です。子どもがいる家庭の場合、子どもの成長とともに、生活資金の年間を通しての総額は減少していきます。 収入保障保険は、保険期間が経過するにつれ受取り保険金の総額が減少する仕組みなので、受取る金額は満期に近いほど少ない金額になるのです。 必要な保障に合わせ、合理的に保障が確保される保険です。死亡保障のほかに商品によっては介護特約が付加できるものもあり、国の公的介護制度と連動している商品も存在しています。 また、特定の疾病になったときには、保険料の払込みが免除され、保険金の受取は保障される特約を付加することも可能です。ほかの保険種類に変更することができる商品もあります。その場合、告知書の提出は不要です。

生命保険に比べて保険金が割安

一定の期間が経過したとき、受取れる年金額が減少するというのが、収入保障保険です。定期保険などのように保障額が変わらない保険と異なり、保険料は割安になっています。そのかわり、収入保障保険は、保険期間中に解約した場合、解約返戻金がありません。 貯蓄性がない掛け捨ての保険なので、終身保険などに比べると割安の保険料で長期間の保障を受けることができ、毎月受取る保険金は、必要保障額により設定します。

安い保険料で長期の保障が得られる

収入保障保険は、もし一家の大黒柱が働けなくなった場合の生活費として給料代わりに受取ることができます。子どもが幼いために働くことができないなどの場合は、生活費の収入源として毎月受取ることが可能になるので、安心が保障されている保険です。 解約返戻金がないので、保険料が安く、たばこを吸わない方や健康状態によって割引制度が適用されるので、比較的保険料を抑えて加入することが可能です。保険期間が満期になるまで、毎月年金として保険金を受取ることができます。 定期タイプの保険ですが、定期保険よりも契約期間が長く設定されているので長期的に保障が得られる保険です。

収入保障保険加入の際に知っておくべきこと

掛け捨て保険である

収入保障保険は、掛け捨ての保険です。満期保険金や解約返戻金もありません。支払った保険料は、保障のみに対応。貯蓄性はなく、老後の備えにはならないので老後に備えるなら、ほかの保険に加入する必要があります。 ただし一部の保険会社の商品には、保険料払込み期間満了後に解約返戻金が発生することもあります。解約返戻金がある場合は保険料払込み期間満了後、解約返戻金は期間が経過するとともに減少し、保険期間が終了したときにはゼロになります。

満期が来てもお金は戻らない

毎月受取る金額を高く設定すると、それだけ保険料も高くなる掛け捨て保険です。もしものときにどのくらいの保障が必要なのか、じっくり検討する必要があります。 収入保障保険は、満期が来てもお金が戻ってきません。保険料は最低限にすることが賢い収入保障保険の加入の仕方といえます。

まとまった金額を受け取れない

収入保障は設定した金額を毎月受取る保険です。家族の生活を支えるための保険。そのライフスタイルに合わせて保険金額は設定可能です。一般的には保険金額を年金という形で毎月受取りますが、一括で受取ることもできます。 しかし収入保障保険の死亡年金の一括受取は損になる場合があります。保険金を一括で受取った場合、毎月受取る保険金の受取の総額よりも少なくなる可能性があります。 さらに一括で受取ってしまった時点で保険は消滅します。また、保険金の一部を一括で受取る方法もありますがこの場合も毎月受取る方法に比べると少なくなります。

保険期間に注意が必要

収入保障保険は、加入するときに毎月受取る保険金額と受取る期間を設定します。その設定期間しか保障されない保険です。保険期間が終了してしまうと年金の支払いがない掛け捨ての保険です。 定期保険などは10年ほどで更新になります。更新は割高で、更新時の年齢で再度契約になります。また、そのときの健康状態によっては更新できない場合もあります。収入保障保険は、更新はなく契約したときの保険料で保険期間満了まで続けることが可能です。

課税対象になる場合もある

収入保障保険に関わらず生命保険の保険金を受取った場合、課税対象になります。毎月年金として受取る保険金は所得税です。 被保険者が死亡した場合や一括で保険金を受取った場合は、受取人は相続税の課税対象となります。そのほか、相続人以外の方が受取ったりした場合は贈与税が課税されます。 また、保険金は相続税の課税対象外の部分に対しては、雑所得として所得税の対象になり翌年の住民税の課税対象にもなります。さらに雑所得として源泉徴収の対象にもなる場合もあります。 課税の対象になる場合は年金としてもらえるお金が少なくなることもあります。なお、税金に関しては複雑なものもありますので税務署や税理士等の専門家に相談することも必要です。

自分達のライフプランを検討する必要がある

一家の大黒柱である世帯主が病気やケガで働けなくなる、または亡くなってしまった場合生活費はどうしたらよいのでしょうか。世帯主が働けなくなっても、生活費としての支出は変わらず必要です。小さな子どもがいる場合は教育資金も必要になります。

経済的な不安を感じている方が全国の約8割にも上る

(公財)生命保険文化センター「平成27年度 生命保険に関する全国実態調査」によると介護や働けなくなることによる経済的な備えに不安を感じている方の割合は約8割といわれています。しかし、リスクへの準備状況は約4割と十分ではありません。 小さな子どもがいる場合も子どもはいないが配偶者のためにも支出と収入から必要保障額を算出しましょう。その結果をもとに保険期間・必要保障金額を設定し、可能であれば収入保障の加入を検討するなどのライフプランを検討する必要はあります。 ただし、収入保障保険は掛け捨ての保険です。貯蓄性はなく、支払った保険料は戻ってきません。まとまったお金を受取ることは期待できない保険です。 資産運用として考えるのであればほかの生命保険がむいているかもしれません。自分の家庭のライフプランについてしっかり考えることが大切です。

おすすめの収入保障保険4社の比較

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 家族のお守り

この保険の特徴は、毎月の受取金額と受取期間が自由に設定できます。被保険者の喫煙状況や健康状態で保険料が割安になります。ガン、急性心筋梗塞、脳卒中の三大疾病払込み免除特約があります。 また、三大疾病生活支援があり、三大疾病により所定の状態になった場合は特定疾病年金が2年間受取ることが可能です。三大疾病保険料免除特約と三大疾病生活費支援は同時に付加することが条件となっています。よって月払給付金額と給付期間が選べる保険です。 保障期間も2年または5年という選択肢があります。ただし、遺族年金と高度障害保険金は重複して支払われず、契約者貸付、保険料の自動振り替えがないなどの点には注意が必要です。

払込方式が選べる

特徴的なのは、支払い保険料が減少していく逓減払込方式と変わらない平準払込方式の払込み方式が選べることです。だんだん減と呼ばれる逓減払込み方式は、保険料が5年ごと加入時の保険料から5%相当額ずつ減少していく払込み方式です。 この方式を選択すると保険期間に関わらず最後の5年間は契約したときの半額になります。平準払込み方式は、保険期間を通して一定の金額を払い込む方式です。

変換制度

この保険は、変換制度が利用できます。保険期間中、一定条件のもとに終身保険や定期保険へ無診査、無告知で入り直すことが可能です。 ただし、変換する時点での被保険者の年齢で保険料は計算され、健康状態によっては変換制度を利用できない場合もあり、収入保障保険で契約した保障内容とは異なる場合があります。 詳細はこちら

マニュライフ生命 こだわり収入保障

マニュライフ生命は、カナダを本拠としている生命保険会社。日本では1999年より、生命保険事業を展開しています。 マニュライフ生命のこだわり収入保障はたばこを吸わない方や健康状態によりマニュライフ生命が設定している基準を満たした場合、非喫煙者保険料率・優良体保険料率適用で保険料が割安になることもあります。 標準保険料率より非喫煙者保険料率は約27%割引され、非喫煙者で優良体の方は約33%割引です。たばこは過去1年喫煙したことが無い方、最高血圧値が140mmHg未満、最低血圧が90Hg未満の方が適用になります。

払込免除特約があります

契約できる年齢は20歳から60歳までです。また、特定疾病保険料払込免除特約を付加するとガンや急性心筋梗塞や脳卒中などの特定疾病で払込み免除になります。上皮内ガンや皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚ガンは対象になりません。

受取る方法が選べる

月払給付金の受け取り方は以下の3種類から選べます。 ☑ 毎月受取る ☑ 一括で受取る ☑ 毎月とまとめて受取る方法の組み合わせ また、保険期間中は一部一括で受取る方法を複数回行うことが可能です。しかし、この方法は一部一括受取する方法よりも、受取る金額は減少します。払込み方法としてクレジットカード払いが可能です。 詳細はこちら

チューリッヒ生命 収入保障プレミアム

この保険は、契約できる年齢が満20歳から満70歳と限られています。保険料の払込み方法は、月払いと年払いの2つです。被保険者の健康状態にあわせたリスク細分型の割引制度を適用しています。 非喫煙優良体型保険料率と標準体保険料率の2つの保険料率があり、非喫煙有良体型で保険料割引もあります。 たばこを吸わない方で、血圧が基準値の範囲内「最高119Hg以下、最低79Hg以下」の方であれば保険料は割引が適用されます。

ガンなどの3大疾病になったとき

ガンなどの3大疾病になり所定の状態になったときは、保険料の払込が免除される特約もあります。収入保障年金が支払われた場合で、その支払い後に高度障害年金の支払い請求を行っても、高度障害保険金の対象とはなりません。

独自の特約

ストレス性疾病保障付就業不能保障特約という特約が付加できます。この特約は死亡のほか悪性新生物や不慮の事故により体に障害が残ってしまったときなど働けなくなった時に受取れる特約があり、うつ病や適応障害、拒食症などのストレス性疾病も保障対象。 ただし、ストレス性疾病への保障期間は2年間で、就業不能年金とストレス性疾病年金の両方を受取ることはできません。

受取る方法

チューリッヒ生命の商品の収入保障プレミアムは、保険金の受取り方が4種類から選べる保険です。毎月受取る方法のほか保険金の一括受取もあります。受け取り方は以下の方法です。 ☑ 毎月受取る ☑ 一括で受け取る ☑ 一部を一括で受取り残りを毎月受取る ☑ 毎月受取り途中から一括で受取る 収入保障プレミアムには配当金はなく、保険料自動振替貸付や契約者貸付制度も利用できません。引き受け条件として、年金月額5万円から最高1億円まで申し込みが可能です。 詳細はこちら

三井住友海上あいおい生命 アンドライフ 新総合収入保障・新収入保障

契約できる年齢は、18歳から70歳までの方で、収入保障に生活介護年金や高度障害年金などの保障がついた、保険契約の型が選べる保険です。保険契約の型によりアンドライフ新収入保障、アンドライフ新総合収入保障と呼び名を使い分けています。

公的制度と連動

生活介護年金は公的制度と連動しています。公的介護保険制度の要介護2以上の状態に該当していると認定された場合は保険料が支払われます。 収入保障年金、高度障害年金、生活障害年金、生活介護年金、特定就労不能障害年金の重複した保険金の支払いはありません。 また、特定就労不能障害年金は対象となる病気が約款により定められています。そのほか、リビングニーズ特約を付加することが可能です。 余命6ヶ月と診断されたとき、リビングニーズ保険金として保険金額から6ヶ月分の利息や保険料相当額を差し引いた金額が受取れる特約で、1契約につき1回を限度に支払われます。

受取る方法

保険金の一括受取り方法があり、そのほか保険期間満了まで毎月所定の年金を受取る方法、一部を一括で受取る方法もあります。 ガンと診断確定された、心疾患や脳血管疾患で入院した場合は保険料の払込みが免除される保険料の払込み免除特約も付加することが可能です。 また、被保険者の健康状態やたばこの喫煙歴、自動車の運転免許証の色が「ゴールド運転免許証」、運転免許を持っていない方、自動車保険の契約等級が12等級以上のいずれかに該当する方は保険料が割引になる特約があります。

変換が可能

三井住友あいおい生命の定める条件、契約から2年以上経過し、保険期間が満了した日、または解約した翌日から1ヶ月以内の場合、告知書の提出をすることなく、養老保険や積立利率変動型終身保険への加入が可能です。 その場合、新たな契約をする時点での被保険者の年齢の保険料になり、保障額は変更前の保障額以下での契約になります。 詳細はこちら

知っておきたい収入保障保険の税金

保険金を受取人によって税金の種類が変わる

生命保険の保険金は誰が保険料を支払っていて、誰が受取ったのか、保険料を支払っている人と受取った人の関係性によって課税される税金の種類が変わります。収入保障保険は、課税のされ方が少し特殊な保険です。 また、保険料を支払う方を保険料負担者、保険料を受取る方を受取人と呼びます。保障の対象者は被保険者と呼びますがこの3つの関係性によりかかる税金が変わってくるのです。

税金の種類

例えば被保険者が夫の場合は次のようになります。 ☑ 保険料負担者は夫で受取人が妻の場合:相続税 ☑ 保険料負担者は妻で受取人が妻の場合:所得税 ☑ 保険料負担者は妻で受取人が子の場合:贈与税 ☑ 保険料負担者は夫で受取人が相続人以外の場合:相続税 相続税に関しては、法定相続人が相続する場合は500万円×法定相続人の数が控除。相続税は非課税枠が大きくなっています。被保険者を夫にし、受取人を妻にするのが一般的なのはそのためです。

相続税と所得税の両方がかかる

収入保障保険の保険金を受取った場合は、受取の初年度に相続税が課税されます。そして、翌年からは年金形式で受け取る保険金に所得税が課税されていくのです。 以前は二重課税の状態となっていました。相続した段階で相続税が課税され、年金を受取った時には、所得税となっています。この状態は「二重課税なのでは」との争点になり、法廷で争われることになった判例もあるといわれています。 裁判は最高裁判所の判断にゆだねられ、最高裁が下した結論により国税庁は2010年10月より、保険金を年金形式で受取る際の所得税の扱いについての変更を発表しました。

2年目は所得税

現代では、課税方法が変更されています。保険金の受取が始まる1年目に相続税の対象です。そして、毎月15万円、年間で180万円の受取がある年金に対し、課税されるのは所得税です。 ただし、既に相続税が課税されていますので所得税は、相続税が課税対象にならなかった分にのみ課税されます。

不安な場合は専門家に相談を

生命保険の保険金を受取る場合、課税対象になりますが、相続税には基礎控除があります。相続税は非課税枠が大きく設けられていて以前は7,000万円までは非課税でした。 ☑ 3,000万円+600万円×法定相続人の数 までは課税されないことになっています。収入保障で受取る保険金の他に資産があったり持ち家などの相続があると、その分も合わせて課税対象となり控除額を上回る場合もあります。 収入保障保険の年金についての課税される所得税は少し複雑です。所得税は、ほかに所得があればその所得と合わせた額で課税されます。この所得税の計算はかなり複雑なものなので、税についての専門的な知識がある税理士や税務署などに相談をしてみましょう。

万が一の時にの備えに収入保障保険を検討してみよう

収入保障保険は、一家の大黒柱が万が一のときに家族の生活費など経済的なリスクに備える保険です。満期保険金や解約返戻金がないため、保険料が割安です。喫煙状況や健康状況により割引になるものもあります。 まずは、生活のライフスタイルに合わせた必要保障額を算出しましょう。必要保障額に対しての準備がない場合は、専門家を交えて検討してみることも必要です。遺された家族のために、無理のない範囲での保障を考えてみましょう。