持病を抱える人にとって、保険選びは非常に難しいケースが多いです。 しかし、持病があっても保険に加入することは可能です。将来に備えて上手に保険を選ぶためには、持病保険への知識が必要です。 メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。
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目次
持病があっても入れる保険の種類
引受基準が少ない引受基準緩和型
持病を抱えているために、保険への加入を諦めている人も多いのではないでしょうか。最近の保険会社では、引受基準緩和型という保険の種類を扱っているところがあります。 これは加入の基準を緩和し、契約時に告知を緩やかにすることで、持病を持っていても入りやすい生命保険です。 告知が緩やかな分、一般の保険料よりは保険の金額が高くなる可能性が高いですが、解約する際の払い戻し金などを引き下げることによって、保険金の支払いを抑えるようにしている保険会社もあります。 ここで注意したいのは、保険選びの際に通常の生命保険への加入が無理なのかどうかを知っておくこと。 なぜなら、保険料の金額が大きく違ってくるからです。自身の持病では通常の生命保険に入れないと判断されたなら、引受基準緩和型の保険を検討してみましょう。引受基準緩和型は、通常の生命保険にあるチェック項目が緩くなっていることが特徴です。 保険会社の提示するチェック項目に該当していれば、生命保険に加入できる可能性が高くなります。保険を検討する際は、さまざまな会社の内容を見てみることも大切です。
一定の告知条件を満たせば入れる限定告知型
告知するチェック項目を限定し、引受基準を緩和している保険の「限定告知型」は、入院や手術歴などの期間が緩和され再発や悪化した場合でも給付金を受け取れるメリットがあります。そしてわずかではありますが、貯蓄性があるという特徴もあります。 例えば終身タイプの保険で80歳になった場合に、10年の保険満了時に生存していれば、生存給付金をもらうことができます。 生存給付金は、保険期間中であれば支払いの有無に関係なく受給できるようになっているので、わずかですが貯蓄性があるといえるのです。 持病を抱えているため、他の保険では加入ができなかった人でも入りやすい保険になっています。 万が一に備えて残された家族の生活や、自身の葬儀費用などの負担を少しでも軽減したいと考えるのあれば、医療だけでなく死亡保障や葬儀費用の保障がされる点も大切です。 限定告知型のデメリットは、保険料が他より高いこと。特に終身型のタイプは、保障額よりも保険料の総支払額の方が上回ってしまうケースもあります。 メリットとデメリットが大きく分かれてしまうタイプなので、保険会社の担当者にしっかりと相談をすることをおすすめします。
医師による診査や告知が必要ない無選択型
持病を抱えていても加入できる保険のひとつである「無選択型」は、審査や告知なしで入れる保険です。 誰でも加入できる無選択型は、限定告知型や引受基準緩和型に加入できなかった人が最後に選択する保険となる場合が多いです。 最大のメリットは、健康状態の告知がないので誰でも加入ができること。しかし、そのため保険料が他と比べて高くなっています。 そして、保証条件が限定されている点にも注意が必要です。既にかかったことのある持病の再発や悪化での治療・入院などはカバーされない場合もあります。 また受け取る保険金の上限が、低めに設定されている点もデメリットのひとつです。無選択型は広く誰でも加入できる保険である代わりに、さまざまな注意点があるのです。 加入しておくことで安心感はありますが、金額的に考えると自分で貯蓄が可能であればその方がよい場合もあります。 無選択型の保険を選ぶ際には、必ず他の保険タイプも考慮して考えてください。まずは、通常の保険に加入できないかを確認し、引受基準緩和型、限定告知型という順番で検討して最終的な判断で無選択型を検討するようにしてみましょう。
糖尿病でも入れる保険
治療中でも加入できる引受基準緩和型
先程ご紹介した「引受基準緩和型」は、医療保険・終身保険ともに、告知項目が全て「いいえ」なら加入できる保険です。 告知項目が3~4項目程度とあって、かなり緩和されています。糖尿病を持病として抱えている人は、通常の生命保険でも加入できるケースもあります。 これは糖尿病にはとがあり、インシュリン注射が必要なは重症扱いとなるため、通常の保険加入はできません。に関してはコントロールが良好であれば加入できるケースもあるといわれています。 しかし、通常の保険への加入ができなかったとしても、引受基準緩和型であれば加入できる可能性もあるのです。 引受基準緩和型の場合は、保険会社によって審査基準が違うため何社もあたってみるのがおすすめです。通常の保険よりも割高さはありますが、保険に入っておく安心感が得られます。通常の保険への加入ができなかった場合には、引受基準緩和型を検討してみましょう。
エクセルエイド少額短期保険
糖尿病や糖尿病予備軍に特化した保険「エクセルエイド短期保険」は、医師による診断は必要なく告知のみで加入できるタイプの保険です。 1年の更新型なので、不安が少なく感じられます。加入年齢については、医療保険が定期保険かどうかによって加入年齢が異なるという特徴があります。 医療保険の加入年齢は、0歳3ヶ月から89歳までとなっているのに対して、定期保険は保険のタイプによって異なります。 中高年になってから糖尿病を発症した場合は、糖尿保険ミニというタイプもあり金額の負担も少なく済むなどのメリットがあります。 加入時に糖尿病や合併症を発症していても、歯周病を発症していても、妊娠中でも加入できる可能性があります。 告知も3つだけで、それぞれの項目に該当しなければ加入が可能です。ケースによっては、日本語が理解できる外国人も加入できるといわれています。 エクセルエイド短期保険のメリットは、告知のみでよいということや保障の幅が広いことなどが挙げらます。 そして逆にデメリットとしては、掛け捨てになるため払い戻しがなく貯蓄型にならないことや、生命保険料控除の対象外となることなどがあります。
メットライフアリコ
話題の通販型の保険「メットライフアリコ」には、持病を持った人が入れる保険があります。もちろん糖尿病であっても、加入できるタイプもあるのです。 告知のみの医師の診断は必要ないタイプの保険で、加入年齢30~85歳となっており、終身保険で一生涯保障の保険となっています。 糖尿病や持病が原因で亡くなった場合でも保険金を受け取ることができ、途中で解約ができるケースもあります。 そして契約内容によっては、万が一余命を宣告された場合に保険金の一部を生きている間に受け取ることもできます。プランによっては、解約金を受け取ることも可能です。
オリックス生命保険
引受基準緩和型のオリックス生命保険の「キュアサポート」は、糖尿病などの持病を持った人や手術歴のある人が入りやすい保険です。 加入年齢20~80歳と幅広く、医師の診断なしで告知のみの終身保険となっています。ケガや病気などで入院や手術の一生涯保障の保険です。 そして、健康保険がきかない先進医療も通算2,000万円まで保障されます。さらに特約をつけることで、がんや心筋梗塞・脳卒中の保障もつけることができます。 非常に幅の広い保障があるのが特徴の生命保険です。七大生活習慣病の入院に、手厚い医療保険として人気があります。 比較的お手頃な保険料であることも特徴です。保険料は加入時のまま上がらないので、安心して加入できる保険だといえるでしょう。 入院があってもなくても、1,000種類の手術を保障してくれます。 公的医療保険制度の給付対象となる放射性治療や骨髄移植などを入院中に治療した場合は、入院給付金の20倍が支払われます。 そしてそれらを通院で受けた場合は、5倍の給付金が支払われます。非常に幅広いケアがある保険内容になっているのです。
アフラック
アヒルのコマーシャルでおなじみの保険会社アフラックの「やさしいEVER」は、糖尿病の人でも加入できる生命保険です。 引受基準緩和型の終身保険で、特約をつけると死亡保障で1,000万円までかけられる内容となっています。 保険の種類によって加入年齢や診査の有無が異なるのが特徴ですが、この保険の加入年齢は20歳~85歳となっています。 簡単な告知だけで加入でき、高血圧などの合併症の人などでも加入できる可能性があります。 契約時の金額のままで、一生涯保障という安心感のある内容です。 そして特約をつければ、先進医療・三大疾病保障・死亡保障に備えることもできます。
持病を隠して生命保険に加入した場合
告知義務違反となる
持病があっても加入できる保険が増えてきていますが、できれば少しでも保険料は安い方がよいと考える人が多いのも事実です。 保障内容がしっかりとした通常の保険に加入できれば保険料が安くなる場合も多いため、持病を隠して保険契約を試みようと考える人もいます。 しかし、持病を隠して契約をしようとした場合は、告知義務違反となり契約を解除される可能性があることを覚えておきましょう。 現在の健康状態や、過去にかかっていた病気などで保険に加入できない可能性もありますが、隠して加入したとしても後からわかった時点で給付金や保険金の受取りができなくなってしまいます。 告知の質問項目に正しく答えておけば問題ありませんが、自分の判断で難しいと感じることについては、保険の担当者にきちんと確認しておくことが重要です。 これくらいならいわなくてもいいのではという自己判断は、非常に危険だと覚えておきましょう。 もちろん、質問項目以上の告知を要することは基本的にはありませんが、間違っても持病を隠したり、既往歴を隠したりするようなことはやめましょう。 生命保険にせっかく加入しても、保険金を払い続けたのにいざというときに受け取れないということにもなりかねません。
給付金や保険金を受け取れない可能性がある
持病を隠して生命保険に加入するということは、重大かつ悪質な違反とみなされる可能性が高い行為です。 給付金や保険金の申請をしたあとには、保険会社の調査が入ります。 このときに隠ぺいが発覚したら、給付金や保険金の受取りができないことになります。 もし、途中で発覚した場合は契約解除される可能性もあります。 当然ながら、契約解除となった場合保険料が戻ってくることはありません。 持病を故意に隠したわけではなく、たまたま告知するのを忘れてしまった場合も同じで、告知義務の違反となります。 安い保険料にするために嘘をつき、毎月ある程度の保険料を払い続けたとしても、結果契約解除となってしまえば、元も子もない話です。 自分や家族の生活を守るための生命保険は、先々のいざというときのための大切な保障です。 多少高額になったとしても、持病を抱えながら加入できる生命保険を選び、安全な保障を確保するようにしましょう。
デメリットを知った上で自分に合う保険に加入
持病に特化された生命保険に加入するということは、メリットだけでなくデメリットもあります。 通常の保険に比べて多少保険料が高くなるなど、保険会社が定めている内容をしっかりと理解する必要があります。 そして、保険加入の際は嘘をつかず正しい告知をし、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。 1社だけでなく、何社も比較することも大事です。中には、ある会社で断られたとしても他社で加入ができたというケースもあります。 生涯に関わる保障となるので、慎重に選ぶようにしてください。
エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。