「抗がん剤治療」はがん患者の8割は受けるといわれています。 抗がん剤治療は身体への負担も大きく、治療期間も長期化する場合が多いため、費用も高額になります。 そのような経済的な負担をバックアップする「抗がん剤治療特約」は心強い特約といえます。
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目次
抗がん剤特約について
がん保険に付加するものである
日本人の死因として一番多いのは「がん」です。そのがんの治療の主流となっているのが「抗がん剤治療」です。 「抗がん剤治療」とは一体どんな治療で、費用はどのぐらい必要なのでしょうか。 抗がん剤治療は主に手術だけでは除去できないがんや、手術後のがん再発のために行われる薬を使った化学療法です。 局所に対しての治療ではなく、全身に対してがん細胞を破壊するする効果があるため、がんの転移が進んでいるような場合に抗がん剤治療を行います。 一方で、正常な細胞に対しても影響がでてしまうため、身体への負担も大きい治療法とされています。 また、抗がん剤治療に即効性はなく、何度か治療を重ねていくため、治療期間がかかりそれに比例して費用も高くなっていきます。 抗がん剤治療は身体への影響もあるため、投薬期間と休止期間を繰り返しておこなわれます。 この1サイクルは1コースとよばれますが、1コースあたり30万円程度の費用が発生します。 1コースの期間は、おおよそ1.5ヶ月程度が多いですが、1度でがん細胞は無くならないようなら、治療も2回3回と繰り返され、その分費用も2倍3倍と高くなっていくため、トータルでは100万円程度かかると考えられます。
抗がん剤治療時に給付金が支払われる
抗がん剤治療特約は、がんと診断されただけでは給付金はなく、実際に抗がん剤治療をおこなった場合のみ支払われます。 通常のがん保険では、がんの診断を受け給付金○万円、入院1日で○万円となっていることが多く、がん治療のために手術しようが、抗がん剤治療をしようが、その費用は保障されません。そこをカバーするのが特約となっています。 抗がん剤治療は、ほかの治療に比べ高額で長期間にわたる場合が多く、経済的な負担が大きい治療です。そこで抗がん剤治療特約に加入することで、負担をかなり和らげることができるのです。 近年、抗がん剤治療は、通院での治療が中心になってきています。従来と比べ副作用の少ない抗がん剤が開発され、副作用を抑える治療法も発展してきたからです。 このように現在のがん治療が通院中心にシフトしてきているにもかかわらず、入院治療が中心であった頃に作られた「がん保険」は入院給付金が保障の中心になっているものが少なくありません。 さらに、「通院保障特約」についても、入院給付金の支払い要件を満たしたあとの通院でなければ給付されないものが多くなっています。 そのため、通院での抗がん剤のみの治療や、入院を伴わない日帰り手術後の抗がん剤治療では、給付金が受け取れない場合も考えられます。 このような入院から通院治療への流れを受け、がん保険で「抗がん剤治療特約」をオプションとして選べる商品が増えてきました。 抗がん剤特約では、保険会社所定の抗がん剤治療を受けた場合に、5万円や10万円などの給付金が月ごとに支払われます。そのため、抗がん剤の外来治療が長期化した場合にも備えられます。
抗がん剤特約を付けるうえでの確認事項
保障条件はあるか
抗がん剤治療特約は、入院や外来で抗がん剤治療を受けた月毎に一定額の給付金が支払われるという保障の特約です。 現在、このような抗がん剤治療に特化した特別な特約を設けている保険は、それほど多くはありません。いくつかの保障内容を確認しておきましょう。 保険会社によっては、初期のがん(上皮内新生物)は、がんではないとする会社もあり、その会社の場合は、初期がんでは、抗がん剤治療特約での保障はありません。 しかし、別の保険会社では、初期のがんでも抗がん剤治療に対して同額の保障を設けている保険を取り扱っているところもあります。 また、抗がん剤治療と同様にホルモン治療に対しても、保障が適応されるものと、されないものがあるため、確認が必要です。
保険期間はどのくらいか
保険期間についても、保険会社によって違います。本体の主契約は終身タイプのがん保険ですが、抗がん剤治療に関する特約については、保証期間10年の定期・更新型の特約で10年更新毎に保険料があがっていき、さらに更新できる年齢に制限がある場合があります。 一方別の保険会社では、抗がん剤治療特約も終身の保障となっており、契約時の保険料からあがらないものもあります。 前者の保険の場合、加入時には保険料が安くても、20年30年と更新を続けるたびに保険料があがっていくため注意が必要です。
保障金額の限度はあるか
抗がん剤特約では、その月に1回でも抗がん剤による治療行為があれば給付金が支払われます。保険期間は商品によっても異なりますが、特約の場合はおおよそ10年単位での更新となっています。 被保険者の年齢が若い頃は特約の保険料も安いですが、更新をするごとに1.5倍から2倍に値上がりするケースがほとんどです。 また、抗がん剤治療給付金の上限は全期間を通じて600万円までに指定されていることが多いです。抗がん剤治療は長期間にわたることが多く、結果治療費が高額となるため、保証は手厚ほうがよいと考えられます。
おすすめの保険会社
アフラック
アフラックのがん保険「新生きるためのがん保険Days」の特徴的な補償としては、抗がん剤特約があげられます。これは、抗がん剤治療を受けた月に最大10万円が受け取れるという補償です。 ただしこの保障は「10年の定期・更新型」の特約で10年の更新毎に保険料があがっていき、更新できる年齢に制限があります。 アフラックは、初期のがんは、がんではないとの立場をとっているため、初期のがんでは抗がん剤特約での保障はありません。 乳がんや前立腺がんなどの場合にホルモン剤を用いることがあります。ホルモン剤はがん細胞を攻撃して治療する抗がん剤とは違い、がんを増殖させたりする原因となるホルモンを調整する薬です。 通常は手術やほかの抗がん剤と併用して補助的に治療に使用したり、再発予防のために用いたりします。Daysでは乳がんや前立腺がんでホルモン治療をおこなった場合、抗がん剤の半額の保障となりますが、抗がん剤とホルモン治療に使える特約となっています。
東京海上日動あんしん生命
東京海上日動あん生命の「がん治療支援保険 NEO」は、解約返戻金をなくした掛け捨て型の手頃な保険料の終身がん保険です。 主契約は「診断給付金」と「入院給付金」となっており、保険会社のおすすめプランは主契約に「悪性新生物初回診断特約」放射線治療も含まれる「がん手術特約」「抗がん剤特約」「がん通院特約」を加えたものとなっています。 そのため、手術・抗がん剤・放射線といったがん三大治療時の保障を確保しつつ、入院と通院のどちらの保障も確保したい人に手厚いプランといえます。 抗がん剤治療特約は、抗がん剤とホルモン治療にも使える内容となっていますが、10年更新の定期・更新型の特約となっているため、契約から10年経過するごとに保険料が見直されます。
メディケア生命
メディケア生命の「メデフィットA(エース)」は、多くの特約を用意することで総合的な備えを可能にした終身タイプの医療保険です。 特約には、「先進医療特約」「通院治療特約」「7大生活習慣病入院特約」「女性疾病入院特約」「がん入院特約」「抗がん剤治療特約」「がん診断特約」「3大疾病保障特約」などがあり、予想されるリスクに応じて選ぶことができます。 また、がんに関しては上皮内がん(初期のがん)についても同額の保障が受けられます。 抗がん剤治療特約は、入院または通院での抗がん剤による治療を一生涯保障。抗がん剤治療を受けた月ごとに1回給付金を受け取れ、回数の通算限度はありません。抗がん剤とホルモン剤を併用した場合も保障されます。
保険会社の抗がん剤特約を比較してみよう
一般的に抗がん剤治療は月1回から2回は治療のために通院する必要があり、高額療養になると1回の通院で8~10万円ほどの金額になります。がん保険だけでは物足りないため、給付金の観点からみればがん保険に抗がん剤治療特約は必要であるといえます。 抗がん剤治療特約は保険期間が5年・10年の保険があります。保険期間が満了となれば自動更新される内容もありますが、全てが終身保障という訳ではありません。 保険会社によっては、適応外となる抗がん剤もあるため、がん保険並びに抗がん剤特約に加入する際には、各保険会社の保障内容を比較し、よく把握する必要があります。
エクセライク保険株式会社 代表取締役。2018年MDRT会員取得。
会計事務所の経営を通じ1,000社を超える顧客の税務/会計/保険/資産運用の相談に対応。
通常の代理店ではみれない顧客情報を扱っていることから、豊富な引出しを有し多くのお客さまから支持を集めている。