生命保険の中でも中心に扱われる終身保険。終身保険は保障が一生涯続くため、税金面の保障をしながらお金を貯めていける、貯蓄性のある保険です。終身保険の特徴や加入する上でのメリット・デメリットを知り、賢く保険を活用しましょう!!
保険をキチンと見直せば、お金をたくさん増やすことできます。
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終身保険の特徴
被保険者が亡くなった時に支払われる
終身保険とは、定期保険とは違い生命保険の中で契約期間の終了がない保険の事で、保障される期間は一生涯続きます。保険の対象となる被保険者が死亡した場合、受取人に死亡保険金として金銭が支払われます。必ず保険金が受け取れるので万が一に備えられる保険です。
被保険者が高度障害になった時に支払われる
保険の対象となる被保険者が高度障害状態となった場合も、受取人に死亡保険金として金銭が支払われます。高度障害とは病気やケガにより身体の一定の機能が重度に低下している状態をいいます。高度障害は、死亡保険金の代わりに高度障害保険金が出る状態であり、保険契約上は死亡するのと同じくらい重大な状態といえます。そのため、高度障害がどのような状態かという基準は生命保険会社が定めています。身体障害者福祉法等に定められていつ障害状態等とは異なるので注意してください。生命保険会社が定めている高度障害状態とは、以下の7つの状態です。 ☑1.両眼の視力を全く永久に失ったもの ☑2.言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの ☑3.中枢神経系、精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの ☑4.両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの ☑5.両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの ☑6.1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの ☑7.1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
保険金受取人の遺族が受け取れる
保険金受取人は受取人に設定された遺族に保険金が支払われます。ただし、保険金の受取人は誰でもなれるわけではありません。保険金受取人に指定できるのは以下のようになります。ただし、保険会社によっては二等親内の血族がいない場合、三親等内(叔父・叔母・甥・姪など)の血族でも指定できる場合があります。 ☑1.配偶者 ☑2.一親等・・・親・子 ☑3.二親等・・・祖父母・兄弟・姉妹・孫
解約しない限り保障される
終身保険の保障される期間は、終身という言葉が表す通り解約しない限りずっと保障が続きます。終身保険を解約すると一部の保険を除いて「解約返戻金」が発生します。このお金は支払った保険料の総額と保障金などを用いて計算されます。契約年数が長いほど解約返戻金も多くなりますが、契約年数が短いと解約返戻金の額は少なくなります。契約年数が長ければ支払った保険料の総額より解約返戻金が上回っていきます。このしくみを利用して貯蓄代わりになったり、解約しない限り保障も一生涯続くので万が一のために備えることができる保険です。
全前期納払いがある
保険料の支払いには、毎月支払っていく「月払い」のほか、半年に1回支払う「半年払い」、1年に1回支払う「年払い」があります。 1年間保険料を支払った場合の保険料の総支払額は、「月払い」よりも「半年払い」、「半年払い」よりも「年払い」のほうが安く抑えられます。また、保険料払い込み期間の全期間にわたって保険料を支払う「全前期納払い」があります。 「全前期納払い」は全保険期間分の保険料を、保険会社に預けるような形で1回で支払う方法です。年1回、または毎月の支払期日がきたら、預けたお金から保険料が支払われるしくみとなっています。被保険者の死亡時や解約時などに未経過分の保険料は返還されます。「年払い」で保険料払込期間の全期間の保険料を支払う場合に比べて、保険料の総支払額が安くなります。
振り込み期間を決められる
終身保険に加入した際、振り込み期間を決めることができます。振り込み期間とは契約者が保険料を支払う必要がある期間をいいます。振り込み期間は終身払と、60歳や65歳で支払が終了する短期払があります。終身保険の場合、保険料を支払っている間は保障が切れることがありません。 終身払いの場合、生きている間はずっと保険料を支払っていきますが、振り込み期間を短く設定すれば、その期間まで保険料を支払えば、その後は保険料を支払わずに保障はずっと続いていきます。終身払いのメリットは、保険料が安く、将来見直しが必要となった場合でも対応しやすいです。 保険料が安いので、見直しがしやすく、仮に新たな保険が発売されそちらに見直したとしても、元々の保険料が安いので見直しはしやすくなります。 デメリットは、一生涯にわたって保険料を払い込む必要があり、老後も払い続けるので負担になることがあります。定年退職をして老後の生活になった後も保険料を払い続けなくてはいけないので、貯蓄など余裕がある人は問題ありませんが、年金生活になり、貯蓄を切り崩して保険料を払い続けるのはリスクがあります。また、短期払いのメリットは、保険料の振り込み総額が終身払いに比べて少なくなる可能性が高く、振り込み期間以降は、保険料の支払いが不要なので安心できます。 保険料の振り込み総額は短期払いのほうが割引になり、少なくなる可能性があり、設定した期間まで保険料を支払えば、その後保険料を支払わずに、保障が続くので老後に収入が少なくなった後に保険料を支払わなくていいのは精神的にも楽になり安心です。 デメリットは、月々の保険料が終身払いに比べて高くなり、振り込み期間中に保険の見直しをした場合、保険料の総額が多くなる可能性が高いです。払込み期間を短く設定することにより、保険料が高くなります。将来の負担は減りますが、逆に今の負担は大きくなり、見直しなどにより途中で解約してしまうと損をしてしまいます。今のライフプランに合った支払い方を選択しましょう。又、保険会社によって細かく設定できないケースもあるので、契約する場合は保険会社に確認しましょう。
解約すると支払った保険料が戻る
終身保険は、20年、30年、終身など、契約期間が長いのが一般的です。しかし、ライフスタイルや保障ニーズ、家計などの変化により、保険を続けられなかったり、違う保険に入り直す必要が生じたりすることがあります。そんな時、保険を中途解約したとします。その際、契約者にお金が払い戻されるそのお金を「解約返戻金」と言います。解約返戻金には以下の3つの型があります。 ☑1.従来型・・・返戻率の計算によって算出されます。返戻率とは支払った保険料に対して、いくらの解約返戻金を受け取ることができるかということを表したものです。返戻率は保険商品によって異なるため、契約前に保険会社に確認しましょう。 ☑2.低解約返戻型・・・通常の解約返戻金の70%程度が戻る型になります。保険料の振り込み期間中の解約返戻金が通常よりも低くなっている分、保険料の振り込み期間満了後の解約返戻金の払戻金が良くなります。 ☑3.無解約返戻型・・・解約返戻金をゼロにすることにより、保険料が安くなります。いわゆる「かけ捨て」と呼ばれるタイプの保険です。
払込中の解約は解約返戻金が減る可能性あり
終身保険は一定の期間までに保険料の払い込みを行い、その後解約することで、それまで支払った保険料よりも多くの解約返戻金が受け取れる仕組みになっています。 しかし、保険料を支払っている間に解約をしてしまうと、解約返戻金が支払った保険料よりも少なくなってしまう可能性が大きくなります。短期間でまとめて支払えば、その分、保険料は高くなります。もし払込みの途中で解約してしまっては元も子もありません。返戻率が良くなるからといって、予算を超えるような払い方をしてしまうと、今の生活が苦しくなってしまいます。それぞれのライフプランに合った保険を選びましょう。 しかし、一定期間を超えると解約返戻金が支払った保険料を上回り、なおかつ万が一の時の保障を備えることができるので、保障と貯蓄性の高い保険と言えるでしょう。
契約者貸付制度がある
まとまったお金が必要になった時、保険に加入しているのならば解約することで解約返戻金を受け取ることができますが、代わりに保障はなくなってしまいます。そこで、契約者貸付制度があります。 契約者貸付制度は、解約返戻金の範囲で一定の金額まで契約者が保険会社からお金を借りることができる制度です。もちろんお金を借りることですから、借りたお金を返済するだけでなく利子分も返済しなければなりません。保険会社によって違いはありますが、借入利息はだいたい3〜4%ほどとなっています。 契約者貸付制度を利用しても保険の契約内容は変更せず死亡保障もそのままにお金を借りることができます。また、きちんと返済すれば、満期時に受け取る保険金等が減ることもありません。保険を解約せずにまとまったお金が必要な時に使える制度ですので覚えておくと良いでしょう。
加入時の年齢が上がるほど保険料が高くなる
保険は加入時の年齢が上がるほど保険料が高くなります。年齢が高くなると病気になる確率も死亡率も上がります。すると保険会社が支払わなくてはならない保険金・給付金も増えるので保険料も高くなるのです。今必要な保険で、将来的にも必要性が高いと判断できる保険は早めに加入しておくと良いでしょう。 終身保険は基本的に死亡時に保険金を受け取るものですが、生きている間に解約して解約返戻金を老後資金に充てたりと使い方次第で大きな貯蓄になります。
貯蓄ができる
終身保険は何歳で亡くなっても保険金を受け取ることができる一生涯続く死亡保障のです。解約をしなければ、設定した死亡保障が一生涯続いていきます。また、途中で解約をしても加入年数に応じて解約返戻金を受け取ることができます。 契約当初の解約返戻金の返戻率は低いため、加入後にすぐに解約してしまうと損をしてしまいますが、加入後に一定期間が経つことで返戻率が上がるため、今まで支払った保険料以上の金額が戻ってきます。また短期間で支払うなど支払方法によっても解約返戻率が変わります。 終身保険は掛け捨てではないため、保障を受けながら貯金をすることができるので、もしもの時に備えた効率的な保険と言えるでしょう。
貯蓄目的には短期払い
保険料の支払い方にはさまざまな方法があります。その中でも貯蓄を目的とするなら短期払いが有効です。 短期払いとは、保険料を短い期間で払い終えることです。例えば30歳の方が死亡保障500万円の終身保険に加入するとします。この時に保険料の払い方をあなた自身で選択できるのです。短期払いには最短で10年、そして保険会社によって異なりますが1年刻みで設定するという方法と、60歳払済等、年齢を設定することもできます。短期払いは短い期間で保険料を払い終えるので、毎月支払う保険料は高くなりますが支払いが早く終わり、解約返戻金の返戻率が上がります。 死亡保障を目的として終身保険に加入する場合は返戻率を気にする必要はありませんが、貯蓄を目的として加入するのであれば払込方法で返戻率が大きく影響してきます。しかし、短期払いにして早く払込を終えようと保険料の設定を高くしたせいで、途中で支払いがきつくなり途中解約をしてしまえば解約返戻金も払い込んだ金額より低くなり損をしてしまうので、自分の今のライフスタイルに無理のない保険を選択してください。
終身保険の支払い方の種類
契約中は支払い続ける終身払い
終身保険の支払い方にはさまざまな方法があります。一生涯を保障してくれる保険には保障と並行して保険料を一生支払い続ける「終身払い」があります。終身払いは契約中は支払い続けるので高齢になっても保険料を払い続けなくてはいけなく、長生きした分だけ保険料の総額は大きくなります。しかし、1回あたりの保険料は安く、途中解約しても損はしないです。
一定の年齢や年数で支払いを終わらす有期払い
すべての保険料を一定の年齢や年数で支払いを終わらす「有期払い」があります。有期払いは決まった期間で保険料の払込を終えるため、1回のあたりの保険料が高くなり、途中で解約すると損をしてしまいます。しかし、高齢になった時に保険料を支払うことなく、一生涯保障を受けられます。
契約時に一括で支払う一時払い
契約時に保険料を一括で払う「一時払い」があります。一時払いは通常毎月支払う保険料を契約時に一括で支払います。保険料を一括で支払うことで、保険料を安く抑えることができます。 一時払いをした場合、契約後数年で解約返戻金が支払った保険料を上回ります。これは一時払いで保険料を払うので保険会社にも資金が潤い、万が一早期で保険料が発生するようになっても既に保険料は全額支払われているので、保険会社のリスクも少ないからです。毎月支払う月払いや、1年毎で支払う年払いに比べて、早く資産が増えるので、まとまった資産を運用するのに適しています。しかし、一時払いは被保険者が死亡した時や解約時に支払った保険料は返還されないので、保険の見直しがしづらいです。 また、生命保険の控除が支払った年しか受けることができず、支払い時にまとまったお金が必要です。一括で支払うため金額も大きいので、余裕をもった加入を検討しましょう。
全期間の保険料を保険会社に預ける全前期納払い
全保険期間分の保険料を保険会社に預けるような形で1回で支払う「全前期納払い」があります。年1回、または毎月の支払期日がきたら、預けたお金から保険料が支払われるしくみとなっています。保険契約の際に全保険期間分の保険料を用意する必要がある点で一時払いと同じように思いますが、全前期納払いは保険料を預けている状態で、一時払いは保険料を支払っている状態となっています。 全前期納払いは、保険事故発生時や解約時に未経過分の保険料は返還されますが、一時払いでは支払った保険料は返還されません。さらに、全前期納払いは生命保険料控除が保険料払込み期間中、毎年受けられますが、一時払いは生命保険料控除は、保険料を支払った最初の年しか受けられません。しかし、保険料の総額は、一時払いに比べると全前期納払いの保険料の総支出額のほうが高くなります。このように支払い方法によってそれぞれメリット・デメリットがあるので自分に合った方法を選びましょう。
終身保険は被保険者が亡くなった時の保障や貯蓄の役割がある
終身保険の最大のメリットは、保障が一生涯続く事にあります。言い換えれば、終身保険に加入するという事は「必ず保険金を受け取る事ができる権利を得る」という事になり、いつ訪れるかもわからない死に、いつでも対応する事ができるのです。 そして、終身保険は一定の年数が経つと、保険料の総払込み額よりも受け取る保険金額のほうが大きくなるので、資産運用しながら貯蓄をすることができます。ただ、保険料は定期保険に比べると高くなるので、今のライフプランに合った保険料でうまく保険を活用し、将来に備えましょう。
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