学資保険の返戻率はどのくらい?商品の特徴や加入で得られるメリット

子どもの誕生とともに気になる教育費。学資保険への加入を検討している人もいるでしょう。 しかし会社によって特徴が異なり、何を選べばよいのか迷ってしまいがち。それぞれの特徴や加入によって受けられる保障などについて知り、教育費準備に役立てましょう。

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かんぽ生命の学資保険について

3つの契約内容

1. 17歳か18歳で受け取れる大学準備プラン

かんぽ生命の学資保険では、教育資金として保険金を受け取りたい時期によって、3つのプランから選択することができます。 入学金や1年目の授業料など、大学入学にかかる費用を目的とする場合には、「大学入学時」の学資金準備コースを選ぶことができ、必要な時期に保険金を受け取ることが可能です。 このコースは、満期を17歳もしくは18歳に設定。満期の歳の契約月に受け取ることができるため、契約月と受け取りたいタイミングを考えて、17歳にするか18歳にするかを決めることが大切です。 最近では、AO入試や推薦入試など、比較的早い時期にさまざまな費用がかかることもあります。 満期に設定する年齢や契約する月について、よく考えておきましょう。 あと少しで満期というときに、満期まで待てずに解約してしまうと、受け取れる金額が減少してしまうこともあります。 契約時には、さまざまなことを想定して、加入することが大切です。

2. 4回受け取れる小中高大学時の準備コース

かんぽ生命では、まとまったお金が必要になる大学だけでなく、そのほかの入学時にも保険金を受け取ることができる「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コースがあります。 諸経費がかかる、小学校、中学校、高校のそれぞれの入学時にも、学資祝金として、保険金の一部を受け取ることができるのです。 満期は、17歳もしくは18歳から選ぶことができ、大学入学のための費用を満期保険金として受け取ることができます。 そのほかに、小学校や中学校、高校の入学前にあたる12月に、学資祝金が支給され、入学にかかる費用へと充てることができるのです。 ただし、祝金といっても、保険会社からのお祝いという意味合いではなく、あくまで保険金の一部から支払われているだけです。 その分満期に受け取れる保険金の貯蓄性はさがってしまうため、注意が必要です。学資保険加入の目的について考えながら、加入するプランを検討しましょう。

3. 大学4年間の準備コース

「大学入学時+在学中」の学資金準備コースは、大学入学から在学中までの費用をまかなうためのプランです。 満期は大学4年生にあたる21歳に設定し、学資祝金として18歳、19歳、20歳の3回、学資保険金として21歳の1回と、全部で4回に分けて保険金を受け取ることができます。 まとまった費用が必要な大学入学時だけでなく、授業料など、毎年学費が必要になるため、そのための準備をする目的で加入されています。 保険料の支払期間は、満期までではなく、最長でも18歳まで。保険料払込完了から満期まで、保険料を支払う必要はないため安心です。 大学4年間に必要な学費を用意するとなると、かなりの金額になってしまうため、支払う保険料も高くなりがちです。 保険料が高いと、収入の減少などの際、継続が難しくなってしまうこともあります。 すべてを学資保険だけでまかなうのではなく、預貯金なども合わせて準備しておくとよいでしょう。

店舗が全国にあるから安心

かんぽ生命は、全国の郵便局で相談や加入手続きをおこなうことができます。 郵便局は全国各地にあり、市区町村単位ではなく、より地域に密接した場所に存在しています。 そのため、利便性がよく、気軽に、すぐに行きやすいのがメリットです。 さらに、郵便局は、地域にとって郵便や配達、銀行、保険の窓口など、さまざまな役割を担っていることもあり、普段から親近感がある場所だといえるでしょう。 そのため、学資保険について気軽に話を聞くことができ、加入後のフォローについても安心です。 保険会社によっては支店が少なく、加入の有無に関わらず、自宅での相談が主流になっているところもあります。 かんぽ生命は、郵便局でいつでも相談できるため、加入について焦ることなくゆっくり検討することができるでしょう。

100%を下回る場合がある

かんぽ生命の学資保険では、医療保障が付いた医療特約を付加させることもできます。 しかしその分の保険料がかかるため、貯蓄性はさがってしまうことに。貯蓄性をアップさせるか、医療保障をつけるのか、よく考えて加入することが大切です。 また、マイナス金利政策の影響を受け、受け取れる返戻金はそれほど高くありません。 コースや条件によっては、保険料の支払い総額よりも、返戻金が少なくなってしまうこともあります。 保険料は、17歳もしくは18歳の満期まで支払うプランと、12歳に払い込みを完了させるプランがあります。 12歳払い込みプランでは、その分月々の負担は増えてしまいますが、その分返戻率がアップ。 少しでも返戻金を多くするためには、12歳までに払い込みを終えるプランを選択するのもひとつの方法です。 12歳以降は、進学や塾などの費用がかさみ始める時期。その前に支払いを終えることができると安心です。

明治安田生命の学資保険について

保険料の支払期間が短い

明治安田生命の学資保険の一番の特徴は、保険料の支払い期間が短いというところ。多くの保険会社では、満期に設定する17歳や18歳まで支払いが続くプランをメインに扱っていますが、明治安田生命では最長でも15歳までしか払込期間がありません。 10歳もしくは15歳までに支払いを完了させることで、教育費が負担になり始める時期の保険料支払いをなくすことができ、経済的負担を抑えることができるのです。 さらに、満期よりも早い時期に支払いを終えることで、学資保険としての返戻率を高めることができます。 15歳よりも、10歳までに払い込みを完了させるプランのほうが、返戻率はアップします。 さらに、加入時に全額まとめて支払うと、さらに返戻率を高め、受け取れる金額を多くすることができます。 うまく活用することで、同じ保険料でも受け取れる保険金を増やすことができるでしょう。

もしものときは保険料の払い込みが免除

学資保険では、契約者に万が一のことがあったときに、そのあとの保険料の支払いが免除される制度があります。 保護者などの契約者が、万が一、死亡もしくは重度の障害が残ってしまった場合には、それ以降の保険料を支払う必要はありません。 さらに、保険料の支払いが免除されても、保障内容は継続するため、満期には保険金の全額を受け取ることができるのです。 銀行などの預貯金で計画的に貯金をしていても、死亡などにより収入が減少してしまうとそれ以上大きく金額を増やすことは難しくなります。 学資保険の場合には、契約者にもしものことがあったときでも、加入していることで教育資金としての保険金を確実に受け取ることができます。 何も起こらないのが一番ですが、学資保険に加入しておくことでいざというときの備えになり、安心です。

出生前に申し込みできる

明治安田生命の学資保険は、子どもが産まれる前でも加入することができます。 妊娠中でも、出生予定日の140日前から加入できるため、子どもが産まれる前に、詳しい相談や面倒な手続きなどを終わらせることができるのです。 学資保険の月々の負担を少しでも抑えるためには、保険料の支払いを少しでも早く始める必要があります。 特に、この明治安田生命の場合、払込期間が他の保険会社よりも短く設定されているため、支払いを早く始めることで負担を抑えることにつながるのです。 子どもが誕生すると、生活も変わり、慣れるまでは慌ただしい生活が続きます。 そうなると、学資保険などについてゆっくり考えている時間も取りにくいでしょう。 出生前の時間を活用し、納得して保険に加入できるよう、しっかり検討しましょう。

医師の検査が要らない

契約者に万が一のことがあったときには、保険料の支払い免除を受けられる学資保険ですが、加入にあたっては、健康状態を告知する必要はあるものの、特別に医師による検査などは必要ありません。 健康に関する質問に対し、正確に答えていくことで、健康状態の告知ということになります。 質問内容としては、医師の診察や検査、治療、投薬などの有無、入院の有無、さまざまな病気に関する診断、健康診断などの受診歴、視力・聴力・そのほかの身体の障害などです。 契約者が女性の場合には、妊娠の有無を確認されることもあります。 大きな病気以外のこととなると、正確に覚えていないこともあるかもしれません。 しかし、正直に記入する必要があるため、加入時にしっかりと確認しておきましょう。

申し込み方法

1.資料を請求する

加入を検討している場合には、詳しい内容を確認するために、まずは資料請求をおこないましょう。 パンフレットなどをしっかり確認することで、ほかの保険との比較もしやすくなります。 まだ加入するか迷っているときには、パンフレットなどの資料で内容をチェックするとよいでしょう。 資料請求は、電話やインターネットでおこなうことができます。 資料請求だけでなく、保険について知りたいこと、疑問、相談などがある場合には、電話相談で詳しい話を聞いてみるのもいいでしょう。 必要な資料を送ってもらうことができるため、検討しやすくなります。

2.資料を確認する

資料が届いたら、中身を確認しましょう。学資保険の商品プランを確認し、学資保険の仕組みや内容、受けられる制度などについて、しっかり学んでおくことが大切です。 プランのなかで、興味があるものや加入したいものをピックアップしていきましょう。 子どもの進路や家庭の状況などを考慮し、支払い方法や保険料、受け取りたい保険金などの目安を決めておくと安心です。 また、疑問点や不明点がある場合には、事前にチェックしておくことで、実際に説明を聞くときにスムーズに確認をすることができます。

3.面談をして説明を聞く

興味のあるものや加入したいプランがみつかったら、実際にプランナーとの面談をおこないます。 希望するプランや受け取りたい保険料などをもとに、いくつかのシュミレーションを作成してもらうとイメージが明確になり、検討しやすいでしょう。 学資保険の場合、契約時の予定利率などをもとに返戻率が決定し、受け取れる保険金が変わります。 実際に返戻金がいくらになるのかということも、シミュレーションによって算出することができるため、ほかの学資保険などと比較するときの材料になります。

4.申し込みをする

シミュレーションを参考に、加入したいプランが決まったら、実際に申し込みをおこないます。 プランナーとの面談のときに加入の意思があれば、そのまま加入手続きをすることも可能です。 申し込みには、必要事項の記入や健康状態の告知などをおこないます。 印鑑や本人確認書類など、必要なものを揃えておきましょう。 また、保険料の支払方法を選び、クレジット番号や銀行口座などの引き落とし手続きも必要です。 クレジットカードや口座番号がわかる通帳などを準備しておくとスムーズです。

学資保険の必要性

親の万が一のときの保障になる

学資保険へ加入せずに、銀行などの預貯金を利用して教育費を貯めている家庭もいるでしょう。 学資保険のように満期前の解約で返戻金が減ることもないため、満期などを気にすることなく、必要なときにすぐ引き出すことができて便利です。 しかし、学資保険には、万が一のための保障がついています。契約者である親が、死亡もしくは重度の障害が残った場合、保険料の支払いが免除されるのです。 さらに、保険金は全額受け取ることができるため、教育資金として確実に準備することができます。 教育資金を貯める方法はさまざまですが、学資保険に加入するメリットは保険としての機能を得られる点でしょう。 保険としての機能によって、貯蓄だけでなく、万が一の備えにすることができるのです。

生命保険料控除の対象になる

学資保険は、意外と知られていませんが、生命保険料控除の対象になっています。 生命保険や医療保険などの保険と同じように、年末調整や確定申告で申請することで、生命保険料控除を受けることができ、節税効果も得ることができるのです。 学資保険と同じように、毎月一定額を貯金をしていても、支払うべき税金を減らすことはできないでしょう。 しかし、学資保険に加入しておくと、貯蓄性を高めるだけでなく、節税対策としても利用することができます。 ただし、生命保険料の控除には上限が設定されています。 生命保険など、ほかの保険料で既に上限に達している場合には、学資保険で新たに控除を受けることはできません。節税対策として加入を検討している場合には、ほかの保険料を確認しておきましょう。

お金を借りられる

学資保険などの生命保険には、契約者貸付制度があり、解約返戻金の一定範囲内で、お金を借りることができます。 ただし、貸付であるため、もちろん返済の義務があり、借りた金額によって利息もついてきます。いざというときの方法として考えておきましょう。 一時的にお金が必要になったとき、保険を解約してしまうと、解約返戻金も少なくなり、損をしてしまうこともあります。 契約者貸付制度を利用することで、保険契約を維持することができるのであれば、利用する価値があるといえるでしょう。 しかし、貸付金の返済が未払いの場合には、満期保険金から元金と利息を差し引いた金額が、保険金になります。 さらに、満期保険金を超え、支払い期日までの返済がなかった場合には、保険が無効になってしまうことも。あくまで万が一の手段と考えておくことが大切です。 詳細はこちら

学資保険は子どもの学費や万が一の為に加入したほうがいい

子どもに将来的に必要になる教育費。学資保険に加入しなくても、銀行などの預貯金を利用して貯めることもできるでしょう。 しかし、学資保険には、保険としての機能があり、契約者に万が一のことがあったときでも、確実に教育費を得ることができます。 貯蓄性の高さだけでなく、いざというときの備えとしても、加入しておくと安心な学資保険。子どもの教育資金を効率よく貯める方法のひとつとして、うまく活用していきたいところです。