学資保険は必要?メリット・デメリットと効率よく貯めるための活用法

子どもの成長とともに負担が大きくなる教育費ですが、一度に準備するのは難しいため、早めに少しずつ準備をしておきたいですね。 学資保険は、教育資金などの準備のために使われている保険のひとつです。 普通の貯蓄や保険との違いを知り、教育資金準備にうまく活用しましょう。

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学資保険のメリットとは

金融商品としても貯蓄性が高い

学資保険は、さまざまな預貯金や保険、株式などの金融商品の中でも、貯蓄性が高い商品のひとつです。 毎月定められた保険料を継続して払い続けることで、満期になったときに保険金として受け取ることができ、教育資金として活用することができます。 受け取れる保険金は、商品や組み方によっても異なります。 しかし、中には払込総額の108%程度を保険金として受け取れる商品プランもあり、銀行などに預金をして得られる金利と比べても、比較的高い利率で受け取ることができるのです。 また、株式や投資などのように、万が一のときに、元本割れするリスクも少ないため、確実に貯めたいという人にとって、便利な保険です。

教育資金を強制的に貯められる

学資保険を利用する人の多くは、子どもの教育資金を目的に加入しています。 通常の貯金だと、支出が多くて貯められない月が出てきてしまったり、途中でやめてしまったりすることも意外に多いものです。 いざ教育資金が必要なときに、足りないなんてことにもなりかねません。 しかし、学資保険の場合、子どもの誕生や入学などのタイミングで加入することで、満期になるまで継続して保険料を支払うことになります。 生活の変化によって、貯金まで回らないような月があっても、保険料となると、優先的に支払うことになるでしょう。 さらに、受け取れる保険金を最初に設定するため、計画的かつ確実に、その金額を受け取れることに。さまざまな生活の変化の中でも、保険に加入しておくことで、強制的に貯めることができるのです。 さらに、受け取れる金額が明確であるため、必要な費用を計算するときなどに便利です。

節税対策にもなる

生命保険、医療保険、地震保険など、保険に加入していると、年末調整や確定申告のときに、控除を受けることができます。 教育資金を貯めるための学資保険も、控除の対象になっており、申告することで、還付金を受け取れる可能性があるのです。 同じように、教育資金を貯蓄していく預貯金では、このような控除を受けることはできません。 その点、学資保険は、教育資金を貯めながら、節税対策にも役立てることができるのです。 ただし、控除される金額は上限があるため、注意が必要です。 学資保険以外の保険に加入している場合、それ以上の控除を受けられないこともあります。 節税対策として検討している人は、加入している保険をチェックし、上限に達していないかどうかを、事前に確認しておくとよいでしょう。

子供のニーズに合った学資保険を作れる

学資保険は、満期になる年齢や、受け取れる保険金額、そのほかの特約の有無など、一人一人に合わせて加入することができます。 中学、高校、大学と、それぞれのタイミングで保険金を受け取りたい人もいれば、大学入学時にのみ、受け取りたいという人もいるでしょう。 また、医療特約やお祝い金の有無などが選択できる学資保険もあります。 医療保険やお祝い金にあたる金額は、保険料から充当されることになってしまいますが、子どもの保険をひとつにまとめたい場合や、入学にかかる諸経費も合わせて貯めたいという人に選ばれています。 家庭ごと、子どもごとのライフプランに合わせて保険を作れるので、必要なときに、むだなく、必要な金額を受け取ることができ、活用しやすい保険のひとつといえるでしょう。

万一の時には引き出して利用ができる

計画を立てて準備しているつもりでも、生活が急に変化することも意外に少なくありません。 学資保険によっては、学資保険に加入している間に、万が一、急にお金が必要になった場合、引き出して利用できる制度が定められていることがあります。 契約者貸付金といわれ、保険の種類や保険金額などに応じ、ある一定の金額まで貸し付けが受けられるのです。 一時的な理由によって、学資保険の解約を検討している場合には、学資保険を解約する前に、この制度を検討することもひとつの方法です。 しかし、貸付には利息もついてしまうため、あくまで万が一のためのものとして考えておくとよいでしょう。 さらに、契約者である保護者の死亡や、重篤な障害の場合には、その後の保険料が免除になるなどの保障がある商品もあります。 いざというときの保障があるため、子どもの教育資金を確実に貯めることができるでしょう。

学資保険が必要か判断するポイント

家計における教育費の長期計画を立てる

子どもの教育資金を貯める方法は、普通預金や定期預金、そのほかの保険など、学資保険以外にもさまざまです。 教育資金の準備のために、学資保険が必要がどうかを判断するためには、家計における教育費の長期計画を立てることが大切です。 プランは、教育に対する考え方、子どもの人数、進路などによって大きく異なります。 いつ、どの時点で、いくら必要になるのかということが見えてくると、どのようにして積み立てていくべきかということが、明確になってくるでしょう。 すべてを学資保険でまかなうのではなく、学資保険とほかの預金などを組み合わせるようにすると、加入しやすくなります。 また、商品によっては、満期は子どもの誕生月と決められているものもです。 早生まれなどの場合、高校3年生の誕生月では、大学への支払が間に合わないということもあるため、注意して設定しましょう。

定期的に支払い続けることができるか

学資保険は、加入してから満期になるまで、継続して支払い続けることが必要です。 子どもの誕生のタイミングで加入し、大学入学資金を貯めたいと考えている場合には、通常、0歳から高校3年生までのおよそ18年間も、保険料を支払い続けることになります。 子どもは、成長とともに、習い事や塾、交際費など、かかるお金も大きくなりがちです。 加入当時には余裕だと思っていたのに、成長とともに、保険料が大きな負担になってしまうことも少なくありません。さらに、仕事においても、環境の変化はつきものです。 収入が不安定になってしまう可能性もあるため、支払い続けることができるかどうかを、よく考えて検討する必要があります。 長期間同じ金額を支払い続けることは大変なことです。したがって、加入時の状況で最大限加入するのではなく、長い目で見て、確実に払える金額を考えておくことが大切です。

解約するときの条件やデメリットも知っておく

十分に計画を立てて考えたつもりでも、思いがけない生活の変化などが起こることがあり、やむを得ず解約をせざる得ない状況になってしまうこともあるものです。 万が一のことを考え、解約するときの条件や、デメリットについても把握しておきましょう。 一般的に、途中解約をすると、返戻金は少なくなってしまいます。これまでに支払った保険料総額よりも、少なくなってしまうことも多いため、結果的に損をしてしまうこともあります。 さらに、商品によっては、加入年齢が制限されていることもあり、解約してから、あらためて加入するということができない可能性もあるのです。 学資保険に入るときには、多くの場合、解約しないつもりで加入する人が多いものです。 しかし実際には、思いがけない解約ということもあるのです。解約に伴うデメリットをよく理解した上で、加入するかどうかを検討しましょう。

無理なく学資保険を続けるためには

各社の学資保険を比較検討する

加入した学資保険を、無理なく続けるためには、各保険会社の学資保険をよく調べて、比較することが大切です。 保険料を満期まで積み立てていくという、基本的なしくみは同じですが、それぞれの保険会社や商品によって、特徴は異なっています。 受け取れる時期や回数の選択肢、特約の有無など、保険会社によっては取り扱いが一切ないところもあります。 加入している人が多いといわれている保険であっても、家庭や子どもによっては、適していないこともあるのです。 せっかく加入した学資保険を、教育資金として、より効果的に活用していくためには、家庭ごとのプランに合ったものに加入することがポイントです。 各社の学資保険をしっかりと比較し、家庭や子どもに合った商品を見つけていきましょう。

収入と支出に合った学資保険を探す

子どもの誕生や小学校入学などのタイミングに合わせて、加入する人が多い学資保険です。 商品によっては、妊娠中から加入できるものもあり、子どもが生まれる前に加入する人もいます。 早くから加入することで、余裕を持った準備ができますが、その分、子どもが生まれてからの生活の変化が予想しにくいものです。 そのため、のちのちになって、収入や支出に対する保険料の負担が大きくなりすぎてしまうこともあるのです。 特に子どもが生まれると、大人だけの生活とは異なり、新たな支出も増えがちになります。成長とともにかかる費用も大きくなり、加入時よりも負担が増えてしまうことにつながります。 無理なく、継続して保険料を支払い続けるためには、収入と支出に合った学資保険を探すことが大切です。 必要な教育資金を、すべて学資保険だけでまかなおうとすると、保険料の負担が増えすぎてしまうため、定期預金などとうまく組み合わせるなどして、保険料を抑えることも効果的です。

シミュレーションで計算をする

将来的なライフプランを考えようとしても、なかなか先の予測は立てにくいものです。 教育資金についての知識も、ある程度持っていないと、必要なライフプランを立てることは意外に難しいでしょう。 そこで便利なのが、必要事項を記入するだけで、簡単に活用できるシミュレーションです。 各保険会社のホームページなどで、利用することができます。 必要な教育資金を簡単に計算できたり、保険ごとの保険金や保険料を知ることができたりと、うまく活用することで、教育資金を準備するために役立つでしょう。 さらに、保険会社などのファイナンシャルプランナーに相談することも効果的です。 ライフプランや必要な資金などを総合的にチェックして、適切なアドバイスをもらうことができます。 専門的な知識がないと、なかなかわかりにくい保険ですが、より効果的に計画を立て、納得して加入するためには、便利な機能をうまく活用することがおすすめです。

教育費のために上手に学資保険を利用しよう

子どもの教育のために必要なお金。成長とともにかかる金額も大きくなっていくため、早いうちから少しずつ準備していくことが大切です。 学資保険は、加入時に小さかった子どもが、大きくなるまで続く保険です。生活の急な変化などを考えながら、加入する必要があるでしょう。 しかし、貯蓄性も高く、いざというときの保障もあるため、うまく活用することができれば、便利で効果的に貯めることが可能です。 通常の貯蓄などと組み合わせながら、上手に学資保険を活用していきましょう。